長崎ちゃんぽんや濵かつ、外部販売事業なども展開する外食チェーンでお馴染みのリンガーハットは、自動販売機の設置と展開で話題を集めています。
リンガーハットの自動販売機は24時間いつでもお店の味を提供するべく、時代のニーズに合わせて非接触、非対面で利用できるように考えられたものです。
また冷凍商品を24時間販売しているので、お店が営業時間外であっても利用できるのが魅力です。
この冷凍商品自動販売機の設置と展開は2021年の6月より開始しており、リンガーハット堺百舌鳥店に始まり同年10月には関東エリアの5店舗に広がっています。
その後も12月末までに全国25店舗に展開予定だったものが、2022年には30店舗まで拡大の予定です。
設置が決まった当時は時短営業や接触不安を理由に、飲食店の来客数が減少していました。
そんな中、リンガーハットは新たな販路として冷凍商品自動販売機の導入に至っています。
切っ掛けとなったのは大手メーカーが開発した冷凍商品自動販売機の誕生で、様々なサイズやタイプの容器の対応を特徴とします。
この為、これまで難しいとされてきた大型冷凍食品にも対応できるようになったわけです。
リンガーハットの予想では、当初は面白さや物珍しさで話題になっても、数ヶ月で売上が落ちると考えられていました。
ところがフタを開けてみると設置から3ヶ月が経過しても売上は落ちることなく、それからも売れ続けている状況です。
中には設置から2週間で240個を売り上げた自動販売機もあるようで、勢いは衰えることなく更には冷凍売上高が2.5倍にまで急進しました。
冷凍商品自動販売機の商品は店内でも販売が行われているので、話題性もあって自動販売機と店舗で相乗的に売れていると見られます。
意外なのは、営業時間外よりも営業時間中の利用が多く、営業時間外の利用も多いことです。
今はまだ試験導入的ですが、売れ行きが好調なことから今後は限定商品も販売の予定で、設置エリアの拡大と共に目が離せないです。