2021年11月から流通が始まった新500円硬貨は、偽造や安全を高めた硬貨になります。複数の金属板をサンドイッチする構造になっており、生産性とセキュリティ面を高めてあると財務省は公表しているのです。まだまだ流通が始まったばかりなので、知らない人も居るかもしれません。
店舗などでは従来型の硬貨と同じように使えますが、現在使えないケースも多々あると発表されているのは、自販機などのコイン投入です。新500円硬貨は従来型の硬貨よりも重く、一見見た目は大きくは変わらないものの、金属のサンドイッチ加工が施してあるのは前述の通りになりますが、さらに側面の加工が異形斜めギザという刻印が刻まれております。その関係上自販機などでは認識しないことが多くあり、段階的に対応機種を増やしていっている段階になるのです。
しかし自動販売機メーカーは、これからのキャッシュレス時代の需要を予測している段階であり、現在設置済みの自動販売機を改修して新500円硬貨に対応する改造をすることは懸案中になります。決済方法が現金の需要は少なくはないものの、これから先の時代はスマホ決済や電子マネーなどがかなりの割合になることが予測されており、莫大な費用をかけて改修を行うことはコスト高となってユーザーの利益を害する可能性すら考えられるからです。
これから製造される新型の自動販売機は、新500円硬貨に対応をしております。バスや電車などの公共機関では、対応には各社の差があります。券売機や料金箱付近には、新500円硬貨の対応に関するアナウンスが記載されているのでチェックする必要があるのです。迷ったり悩んだ場合には駅員や職員に質問をしてみた、新500円硬貨が使えるか確認をしておく方が無難になります。
また支払い時に困らないように、現金の予備や電子マネーや、カード決済などを複数用意しておくと困りません。少額を複数に分けて持てば、セキュリティ上の安全性も高くなります。”
