自販機は物心がついたときから身近な存在だった人は多いはずです。
今ではすっかりと馴染んでいる自販機ですが、これには面白い歴史があります。
日本で開発されたものだと思っている人もいるかもしれませんが、実はこれのルーツとなったものはエジプトで登場しました。
紀元前215年頃にエジプトの寺院に置かれた聖水自販機が最も古いものだとされています。
コインを投入すると重みで水を得ることができる仕組みでした。
現在のような形になったのは1800年代後半であり、イギリスで実用化が進められました。
日本における自販機は、1904年に切手とハガキを販売するためにつくられたものが最も古いとされています。
1962年には米国メーカーが本格的に飲料自販機を導入し、1974年には日本で冷たい飲料と温かい飲料を同時に販売できる機械が誕生しました。
近年も自販機の開発は進められており、ボタンではなくタッチパネル式のものが登場したり、便利なシステムが内蔵された機械を開発するための実験が行われたりしています。
自販機は非常に奥が深いものです。今あるものを使用するだけではなく、歴史を知ることで理解を深めておくことがおすすめだと言えるでしょう。